1: ☆ばぐ太☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ば ぐ 太☆ Mkつーφ ★ 2013/07/30(火) 10:19:44.37 ID:???0

・子供たちを自宅で自ら教育したことをきっかけに、科学的視点と歴史的視点から地球に起こったことを「物語」にした
 『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史(原題:What on earth happened?)』(文芸春秋)がヒットした
 英国人科学ジャーナリストで、起業家でもあるクリストファー・ロイド氏。著作は、地上で起こったことの世界中の歴史が
 時系列で俯瞰的に楽しめるのが大きな特徴だ。このほど来日したロイド氏に、そもそも本を書いて出版しようと思った経緯や、
 歴史を「鎖国的」に学ぶのではなくグローバルに学ぶことの重要性について、詳しく話を聞いた。(聞き手は広野 彩子)

--来日した時にブログで「東京大空襲を初めて知って大きなショックだった」と書いておられましたね。

ロイド:そうなんですよ。江戸東京博物館に行って、東京大空襲について初めて知ったんです。1945年3月10日夜、米軍の
 B29爆撃機が東京に焼夷弾を落として焼きつくし、10万人以上の人をたった一晩のうちに殺戮したという史実です。
 広島、長崎の原爆投下で当日亡くなったとされる人数にも匹敵するではないですか。本当にショックでした。

--日本人なら大体、学校で習って知っていることです。

ロイド:でも、海外の人間は恐らく誰も知らないんですよ。日本人以外は。これほどのひどい大量殺戮を。信じられない。こんなことってありますか。

--そういえば2003年に米国留学していた時、同級生だった米国人外交官らと、後にアカデミー賞を受賞したロバート・マクナマラ
元国防長官の独白映画「フォグ・オブ・ウォー」を一緒に見ました。そこで映像とともに東京大空襲について振り返るシーンがありますが、
彼女は東京大空襲の史実を全く知らず、こんな重大な事実を学校で全く習わなかった、と大きなショックを受けていました。米国でも、それは同じようです。
(>>2-10につづく)
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20130724/251502/

2: ☆ばぐ太☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ば ぐ 太☆ Mkつーφ ★ 2013/07/30(火) 10:20:54.96 ID:???0
(.>>1のつづき)
ロイド:私がこの史実を知らなかったことを本当に申し訳なく思います。英国にとっても知るべき、西洋の重大な歴史の一部では
 ないですか。全員が知るべきです。特に、『137億年の物語』みたいな、世界中の歴史と科学を扱う本を書いた私のような人間は、
 知っているべき史実でした。

ぜひ、英語圏の方たちに発信してください。

ロイド:もちろんです、ブログでも発信しています。実は、このようなことが世界中にあるのですよ。たとえば1840年から、
 植民地だったインド産アヘンの対中輸出による三角貿易をめぐる問題で清と大英帝国が戦い、大英帝国が勝った
 アヘン戦争です。英国の学校の生徒たちは、アヘン戦争については何も学ばずに育ちます。

そうなんですか? 少なくとも日本人は、世界史などで習いますよ。

ロイド:嘆かわしいことです。言論の自由だ、などと言っておきながらやっていることと言えば。でも事実なんです。
 今も英国では、歴史でアヘン戦争を教えていません。一方、中国人は歴史をどうやって学ぶかご存知ですか。
 中国人から聞いたんですが、中国はまずアヘン戦争から教わります。敗戦で結んだ南京条約により清は、香港を大英帝国に譲り、
 賠償金を払い、それまで拒んでいた自由貿易を認めざるを得なくなった。重要な史実です。
 すると、たとえば45歳ぐらいの、私ぐらいの年齢の英国人と中国人が一緒にビジネスをしようとしたとき、どんなことが起こるでしょう。
 一方はアヘン戦争についてしっかり学び、記憶に刻まれている。一方は聞いたこともない。すると潜在的にある感情が分からないので、
 互いを本当に理解し合おうと思っても難しい。互いに理解し合えない原因が、そういった根本的なところにある。
 これは本当に大切なことだと思いませんか。日本と中国も同様でしょう。互いに教わっていない史実があることでしょう。
 それを理解し、根気強く対話することが重要だと思います。 (以上、抜粋。本文はかなりの長文です)

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